松尾酒造・蔵元紹介
高知市の北東、車で約30分の古くから交通の要所として賑わい発展してきた商工の町、香美市土佐山田町に130年余りの歴史を持つ醸造元「松尾酒造」はあります。
北に嶮しい四国山地が迫っているこの町は、藩政時代からの歴史を誇る土佐打刃物や温暖な気候で育った園芸野菜の産地として知られており、又延長4kmに及ぶ鍾乳洞の名勝地「龍河洞」は観光地としてとても有名です。
そんな産業の町で明治6年の創業以来一貫して、地下より湧きだす物部川の清らかな伏流水と厳しい品質管理のもと、『土佐で飲む酒、地元で愛される酒』を目指して良心的な酒造りを行っています。
「松翁は、こんなお酒」
清流物部川の伏流水(軟水)を仕込水に使い、蔵元の土佐で飲む酒を目指して醸された酒は、淡麗辛口でキレのある飲みやすい土佐酒らしい酒と言えます。
「土陽正宗」や「山田太鼓」などの銘柄があり、「松翁」は蔵元が戦前製造していた翁みりんと、姓の松尾を組み合わせ、醸造の祖神『松尾神社』の守護の下、長寿延命の酒として命名された主要銘柄です。
中でも人気の高い松翁蔵酒は日本一早い新米新酒(にごり酒)として、その芳醇で甘い飲み口はたくさんのファンを魅了しています。